本体1400 円+税
ISBN:978-4-907053-43-7
2020年10月22日発売
装丁・惣田紗希/装画・のむらあい
2020年10月22日発売
本体1400 円+税
ISBN:978-4-907053-43-7
初のエッセイ集『へんしん不要』がタバブックスより刊行されました
おかげさまで、タバブックスのwebマガジンにて連載していた
『へんしん不要』が一冊の本になりました!
装画は のむらあいさん、装丁は 惣田紗希さんです。
心も体も防御力低め、四季折々の不調にやられ、落ち込みがちな日々をつづり、宛先のない手紙を書き続けた二年間。書くことで見つけた、あたらしい景色と生きる自信。不安な時代に向き合う姿勢に、希望を感じる一冊。餅井アンナの初めての単著です。
ーー「またいつか、お手紙出します。ままならないことばかりの日々はこれからも続くでしょうが、それまでどうぞご自愛ください。元気でいてもいなくても、なるべく気を楽にして、伸びやかに暮らしてください。へんしんは、不要です」(本文より)
掲載情報
2020.10.29「SPUR.JP」(評・エディターHORIEさん)にてご紹介いただきました
2020.11.30「オルロジュリー」(評・磯貝依里さん)にて書評を掲載していただきました
2020.12.19「WEZZY」(取材・文:山本ぽてとさん)にて著者インタビューをしていただきました
2020.12.29「ダメです.」(評・渡良瀬ニュータウンさん)にて書評を掲載していただきました
目次
「元気?」と聞かれるとちょっと困る
就活を頑張るあの子は偉い、就活を頑張らなかった私も偉い
感情がでかすぎる
ただ粛々と生きるのがどうしてこんなに難しいのか
「おいしい」と思うことの恥ずかしさについて
仕事は一日二時間にしました
「元気に」よりも「うまく」暮らしたい
何にもできない、何でもできる
現実は自分ひとりの手に余る
きつい現実、つらい感情、しんどいSNSに倒れないために
この夜をどうにかやり過ごすだけの「大丈夫」を
ゲームの下手さは人生の下手さ
何度でも仕切り直せばいい
ちょっとだけ欲が出てきた
春とは周回遅れくらいの距離感でいたい
なんでもない日にホテルに泊まる
梅雨は自力では越せないから「せっかく」の波に乗る
静かな暮らしを求めて
「自分のことがどうでもよくなるムーブ」に押し流されない
いつか私も天竺に行けますか
つらいだけの秋じゃなかった
賽の河原で「調子」という名の石を積む
浅瀬に足をひたしてみる
自分ではない「誰か」になる力
追伸 自分の「庭」を持ち続けること(書き下ろし)